ラッツベインがマジクを好きになったらどうなるんだろうという妄想。
「師匠、私と結婚を前提とした健全なお付き合いをしてください」
それは神人種族のごとく突然現れた。
「……ちょっと耳に水が入ったみたいでよく聞こえないな」
「わかりました!じゃあ出るまで待ちます」
マジクは寝ぼけ眼でキラキラと輝く弟子の瞳を見つめた。
彼女の存在を知ったのは、オーフェンとクリーオウの結婚という納得できるが衝撃的な事実と同時だった。その後「叔父さん」として接し(そういえば両親どちらの兄弟だと思っていたのだろう)変な方向に成長するのを見守って来た。
そんなラッツベインからの突然の告白。
マジクは呟いた。
「変な夢だなぁ」
「夢じゃありませんったら!!」
みたいな。
ダメだ、ラッツベインの口調の研究も昼行灯イケ30代マジク分析も済んでないから無理だー。。